Japanese | |
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Title | 心エコー・ドプラ法を用いた左心機能の評価 |
Subtitle | 特集 第22回総会シンポジウムII「心機能の評価−最近の指標−」 |
Authors | 大木崇, 田畑智継, 田中英治 |
Authors(kana) | |
Organization | 徳島大学医学部第二内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 4 |
Page | 298-305 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」臨床医が心疾患における左心機能を知りたい理由は, 直面した患者に対して「心機能不全」の有無と適切な治療を行う必要があるか否かについてであろう. 肺動脈カテーテルの普及は, 急性心不全に対して心機能を客観的に評価することを可能とし, その臨床的有用性については周知であるものの, 本手技が観血的アプローチであるため, くりかえし検査を行うことができないという限界を有することも事実である. 近年, 心腔内血流動態を評価できるパルス・ドプラ法と, 心臓壁運動速度を定量的に計測しうる組織ドプラ法を用いることにより, 左心機能に関する詳細な情報を把握することが可能となってきた1). ここでは, 非観血的アプローチであるこれら両検査法を用い, 左心機能異常, すなわち心不全をいかに臨床的に評価するかについて解説し, その将来の展望についても若干触れてみたい. 「左室心筋の解剖」左室心筋は3層(内層斜走筋, 中層輪状筋, 外層斜走筋)により構成されている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |