Japanese | |
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Title | 心収縮性の新しい指標:Preload-adjusted peak power(Preload-adjusted PWR peak)−臨床応用の可能性− |
Subtitle | 特集 第22回総会シンポジウムII「心機能の評価−最近の指標−」 |
Authors | 野崎淳平*, 田中克哉**, 北畑洋*, 川人伸次*, 大下修造* |
Authors(kana) | |
Organization | *徳島大学医学部麻酔学教室, **Department of Anesthesiology, Medical College of Wisconsin |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 4 |
Page | 306-308 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」心拍数, 前負荷, および後負荷に影響されない心収縮性の有用な指標として, 現在, 左室エラスタンス(Ees)1), あるいは外的仕事量−拡張末期容積関係(PRSW)の傾きMw2)がある. しかし, これらの指標を求めるためには左室内圧および左室容積の測定, および前負荷もしくは後負荷を変化させる必要があり, 生体への侵襲が大きく手技も複雑なため臨床応用は困難である. 1991年Kassら3)は, 心収縮性の新しい指標としてpreload-adjusted maximal ventricular power(Preload-adjusted PWR max)を報告した. この指標は, 以前に報告されていたPWR max(上行大動脈圧と大動脈血流量もしくは左室容積変化率の積の最大値)を左室拡張末期容積の2乗で除することにより前負荷の影響を補正したものである. この指標の利点として前・後負荷を変化させる必要がなく1心周期で測定できる点が挙げられるが, 上行大動脈圧ならびに大動脈血流量もしくは左室容積を測定する必要があり, 侵襲的な指標であることに変わりない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |