| Japanese | |
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| Title | 血液代替物開発の現況 |
| Subtitle | 講座 |
| Authors | 小山薫, 宮尾秀樹 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 埼玉医科大学総合医療センター麻酔科 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 22 |
| Number | 4 |
| Page | 356-360 |
| Year/Month | 2001/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「はじめに」輸血療法の安全性は医療の進歩とともに向上してきたが, 輸血に伴う副作用・合併症は必ずしもゼロではない1,2). また緊急時の供給等も十分ではないのが現状(大災害時は特に)である. そのような輸血療法の短所を補うべく, 様々な血液代替物が開発されてきた. 血液代替物, いわゆる<人工血液>には, 赤血球代替物, 血小板代替物, 遺伝子組み換えヒト血清アルブミン, 遺伝子組み換えヒト抗体等があり, 代用血漿剤も広義には血液代替物に含めることができる. 本稿においては主として, 赤血球代替物, 血小板代替物, 遺伝子組み換えヒト血清アルブミンについて述べる. 「赤血球代替物」1. 赤血球代替物とは? 赤血球代替物は, 同種輸血による合併症, すなわちウイルス感染・不適合輸血等の回避とともに, 緊急時にすぐに使用できる人工赤血球としても期待されている. さらには臓器移植時の摘出臓器の機能維持への応用等, 酸素運搬輸液としての可能性も考えられている3). |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |