Japanese | |
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Title | (質問)ベッドサイドにおける心筋保護の考え方をご教示下さい. |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 南野哲男, 堀正二 |
Authors(kana) | |
Organization | 大阪大学大学院医学研究科病態情報内科学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 4 |
Page | 402-403 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」「心筋保護」は循環器病学における最終治療目標の一つである. 現在ではあらゆる心筋障害から心筋を守るための方策として広義に用いられていることが多いが, 本稿では, 心筋虚血・再灌流障害に対する心筋保護を中心に述べていきたい. 心筋梗塞急性期治療の基本は早期冠血流再開である. しかし, たとえ, 再灌流に成功しても, No-refow現象をはじめとする再灌流障害が生じうる. そのため, 近年, No-reflow現象を抑制する薬物や再灌流障害を軽減する虚血プレコンディショニングについての検討が進んでいる. また, 虚血性心疾患の二次予防に関しては大規模臨床試験により得られた知見が急速に増加している. 「心筋梗塞後早期再灌流と梗塞サイズ」急性心筋梗塞では心筋壊死により, 収縮・拡張不全が生じる. Pageらによると, 心筋壊死量が左室の10%以上になると左室駆出率の低下, 15%以上で左室拡張末期容量・拡張末期圧の増加, 20%以上で心拍出量の低下, 及び肺うっ血の心不全症状の出現, 40%以上で心原性ショックとなり, 予後不良としている1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |