Japanese
Title麻酔科医も経胸壁心エコー図法の修得を
Subtitle巻頭言
Authors大下修造
Authors(kana)
Organization徳島大学医学部麻酔科学教室
Journal循環制御
Volume23
Number1
Page1-1
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract麻酔科領域における経食道心エコー図法の普及にはめざましいものがある. 私は, 昭和63年, 金沢市で開催された第35回日本麻酔学会におけるシンポジウム「虚血心の病態と麻酔管理」で発表する機会を与えられ, 「虚血心のモニタ」というテーマで報告した. 発表の内容は, 主として心筋虚血時の心電図変化と, 当時注目されていた肺動脈楔入圧のAC波, V波の変化について述べ, 最後に, 将来的可能性として経食道心エコー図法の有用性についても少し触れた. 同じシンポジウムで発表された東京女子医科大学循環器内科の先生も, 「麻酔科医は経食道心エコー図法を修得しなくてはならない」と強調されていた. 当時, 私が所属していた山口大学には, 日本における経食道心エコー図法開発のパイオニア的存在である松崎益徳先生(現山口大学第二内科教授)がおられ, その有用性については十分に理解していたが, 何しろ心エコー図の器機本体が山口大学麻酔科にはなかったため, 自分自身では経験がなかった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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