Japanese
Titleバイオインフォマティクス:現状と展望
Subtitle講座
Authors澤智博
Authors(kana)
Organization帝京大学市原病院麻酔科学講座, ハーバード大学医学部ブリガム病院 Decision System Group(バイオメディカルインフォマティクス)
Journal循環制御
Volume23
Number1
Page35-41
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractヒトゲノム解読(暫定)終了宣言は, 記憶に新しいことであろう. ゲノムが解読された後に何が起こるのか, また, それによって医学研究はどう変わって行くのかをバイオインフォマティクス(生命情報学)の視点から考察してゆきたい. ここでは, バイオインフォマティクスの現状を紹介し, その展望について述べる. バイオ+IT バイオインフォマティクスという語は, バイオ(生命)とインフォマティクス(情報科学)を複合した造語である. 生物学領域で膨大に蓄積され, 現在も増え続けるデータに情報科学・技術を適用することで新知見を得る比較的新しい学問領域である. ゲノム解読で得られるものは, ATCGの4つの塩基の羅列からなるデータに過ぎない. 32億塩基対(2002年1月現在)あると言われるヒトゲノムデータを手作業で解析することは, ほぼ不可能であることは推察するに難くないであろう. このとき欠かせないのが, コンピュータ及び情報科学である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】