Japanese
Title循環動態の変動および心電図異常を呈した肺高血圧症合併の2例
Subtitle症例
Authors日野博文, 福島祐二, 伊藤宏之, 笹野敦, 金沢雅, 舘田武志, 山中郁男
Authors(kana)
Organization聖マリアンナ医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume23
Number1
Page42-44
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 僧帽弁の異常やEisenmenger症候群による2次性肺高血圧症は, 原発性肺高血圧症とは発生過程が異なるものの同様な病態を示し, 麻酔中の症状悪化は生命予後をも凌駕する重要な合併症である. 長期間における右心負荷は肺動脈の血管内皮細胞や平滑筋細胞, 線維芽細胞にリモデリングをおこし1), 線維性狭窄により持続的肺血管抵抗の上昇を招来する. このような状況下においては静脈還流が低下した場合や逆に上昇した場合に問題となり, 周術期において, いかに急激な変化をコントロールできるかが重要となる. 著者らは, 肺高血圧症合併患者の麻酔中, 循環動態の変動および心電図異常を認めた2症例を経験したので報告する. 症例 (症例1) 77歳, 女性. 身長150cm, 体重44kg. 他院にて巨大卵巣腫瘍(直径約30cm)を指摘されており, 手術目的で入院となった. 術前検査では, 心臓超音波検査で, 大動脈弁閉鎖不全III°, 僧帽弁閉鎖不全III°および肺高血圧症(肺動脈圧67mmHg)が指摘された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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