Japanese
Title冠動脈疾患に対する内科治療の最前線
Subtitle第11回循環器セラピューティック・フォーラムシンポジウム 『循環器疾患治療の最前線』-内科の立場, 外科の立場-《冠動脈疾患》
Authors村上幹高, 濱嵜裕司, 片桐敬
Authors(kana)
Organization昭和大学医学部第三内科
Journal循環制御
Volume23
Number2
Page101-106
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 現在, 冠動脈疾患に対する治療戦略は, 薬物療法, 経皮的冠動脈インターベンション(PCI), 手術療法の3つの柱に分かれる. 内科的には, 薬物療法が基本には存在するものの, それに重きを置くことはかえって治療を停滞させ, 無駄な入院日数と患者の精神的, 経済的負担を助長しかねない. また高齢者においても, 以前のように単純に年齢からPCIの適応を制限することによりADLの低下, 心機能の悪化, 合併症の併発等予後の改善に影響をおよぼす. PCIの適応は現在そのdeviceの多様性と改良, 症例数の積み重ねによる技術の向上により確実に拡大している. 病変形態, 心機能, 合併症などの患者背景を充分に検討した上でのdevice選択により, 初期成功率, 遠隔期予後も改善している. しかしながら, new deviceも現在出尽くした観があり, また再狭窄の問題はいまだ最大のアキレス腱であることは周知の事実である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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