Japanese
Title虚血性心疾患に対する外科治療の最前線
Subtitle第11回循環器セラピューティック・フォーラムシンポジウム 『循環器疾患治療の最前線』-内科の立場, 外科の立場-《冠動脈疾患》
Authors西田博
Authors(kana)
Organization東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器外科
Journal循環制御
Volume23
Number2
Page107-118
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract低侵襲化と血行再建の質(=in situ動脈グラフトによるcomplete arterial grafting)著者ら心臓外科医は人工心肺を用いたon pump CABGの線上で, 理想の冠血行再建として永続性の高い完全血行再建, すなわちTotal Arterial Complete Revascularization(=動脈グラフトのみによる完全血行再建)を目指して, 静脈グラフトの時代から始まり, 左内胸動脈(LITA)-左前下行枝(LAD), さらには両側内胸動脈, 右胃大網動脈, 甲骨動脈へと動脈グラフトの適応を拡大してきた. この過程における技術的習熟の過程と血行再建の質の向上はパラレルの関係にあり, learning curveに質の劣化を伴わないものであった(図1左). 近年登場し普及の著しいoff pump CABG(OPCAB)とon pump CABGの関係を図(図1右)に示すが, 同一術者が人工心肺を用いた場合と全く同等の内容の手術を同等の成績(早期成績・開存性・長期成績)で施行し得るのであればOPCABがon pump CABGに優ることに議論の余地は無いが, 誰一人として最初から同等の手術は施行できないわけであるから(図の×の部分)OPCABとしたいがために“血行再建の質”に関してlearning curveを描く段階として様々なグレードダウンが行われているのも事実であろう.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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