Japanese
Title心房細動手術の現況と将来の展望
Subtitle第11回循環器セラピューティック・フォーラムシンポジウム 『循環器疾患治療の最前線』-内科の立場, 外科の立場-《不整脈》
Authors新田隆
Authors(kana)
Organization日本医科大学大学院医学研究科機能制御再生外科学
Journal循環制御
Volume23
Number2
Page132-136
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 近年, 発作性心房細動に対するカテーテルアブレーションの成功率が向上し, その有効性が認められるようになったが, 慢性心房細動に対しては現在でも外科治療が唯一の根治療法である. 心房細動手術の手術手技は確立され, 弁手術や成人先天性心疾患など他の心臓手術との同時手術として広く施行されるようになった. 手術成績も安定し, 適切な症例に施行すれば高率に心房細動を洞調律に復帰させ, 術後のQOLを大きく向上させる. 今後の課題は, 手術の簡略化と低侵襲化を目的とした術式の改良, 切開再縫合と同様に心房伝導ブロックを確実に作成できるデバイスの開発である. 将来は, 人工心肺や心停止を必要とせずに, 小切開創から行う手法の確立が期待される. 本稿では, 心房細動手術の効果と意義を検証するとともに, 外科治療の現状と将来の展望について述べる. 心房細動手術の効果と意義 心房細動に対する非薬物療法の目的は, 以下の3点にある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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