Japanese
Title心筋細胞におけるGTP結合蛋白質の循環制御機構-循環器病態における最近の知見-
Subtitle講座
Authors松田直之*, 服部裕一**
Authors(kana)
Organization*北海道大学大学院医学研究科侵襲制御医学講座, **北海道大学大学院医学研究科細胞薬理学講座
Journal循環制御
Volume23
Number2
Page171-179
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract緒言 重症患者の急性期循環管理ではドブタミンなどのアドレナリン作動性β受容体刺激で充分な心収縮力の回復を期待できない場合がある. 心循環改善薬としてアデニル酸シクラーゼ活性薬やホスホジエステラーゼ(PDE)抑制薬, Ca2+感受性増強薬などが臨床応用されるようになった. したがって, アドレナリン作動性β受容体刺激を中心とした従来の循環管理においても, アドレナリンβ受容体の下流に位置する細胞内情報伝達系, すなわち, 三量体GTP結合蛋白質(G蛋白質)の機能, アデニル酸シクラーゼ活性, cyclyc AMP(cAMP)産生, 細胞内Ca2+動態, 収縮蛋白のCa2+感受性などを充分に理解し, 考慮することが大切であろう. アドレナリン作動性β受容体をはじめとする心筋細胞膜に存在する7回膜貫通型受容体はG蛋白質を介して細胞内情報伝達を行う. 本稿では, 既知とされてきたG蛋白質の機能を整理し, 心筋細胞の収縮性に関与する細胞内情報伝達がさまざまな病態でどのように修飾されているかについて, 最近の研究を紹介しながら概説していきたい.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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