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Title | ロサルタン:アンジオテンシンII受容体拮抗薬の特徴と降圧療法における位置づけ |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 小野善平, 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立心臓血管センター内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 23 |
Number | 2 |
Page | 207-210 |
Year/Month | 2002/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 高血圧治療の目的は, 単に血圧を下げる事ではなく, 臓器合併症を予防し, 生命予後を改善させ, 生活の質(QOL)を維持亢進させる事にある. 臓器合併症の予防には使用薬剤の如何を問わず十分な降圧が大切であり1,2), 現在, 降圧利尿薬, β遮断薬, Ca拮抗薬, α1遮断薬, アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬), アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AII受容体拮抗薬)の6種類の降圧薬が第一選択薬として認められ, 病態に即した使用が薦められている3,4). 大規模臨床試験の結果が明らかになる中で, 従来の利尿薬やβ遮断薬の再評価がなされる一方, レニン・アンジオテンシン系抑制薬の, 降圧効果とは独立した臓器保護効果が明らかになってきた5). レニン・アンジオテンシン系抑制薬 レニン・アンジオテンシン系は, 体液電解質バランスや血圧の保持に重要な役割を果たすとともに, 高血圧や心肥大, 動脈硬化の促進等病態形成にも重要な役割を果たしている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |