Japanese
Title敗血症性ショックと薬物療法
Subtitle第23回日本循環制御医学会総会シンポジウム「周術期の循環破綻の原因と対策」
Authors垣花泰之*, 岡山菜穂子*, 森山孝宏*, 菊地忠*, 尾前毅*, 川上雅之*, 国吉保**, 磯脇純和**, 當房和己**, 永田悦郎**, 恒吉勇雄**, 上村裕一**
Authors(kana)
Organization*鹿児島大学医学部附属病院集中治療部, **鹿児島大学医学部附属病院集中治療部麻酔・蘇生学教室
Journal循環制御
Volume23
Number3
Page241-247
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 敗血症とその関連病態の概念と定義を統一する必要性から, 1991年に開催されたAmerican College of Chest PhysiciansとSociety of Critical Care Medicineの2学会合同の合意委員会(ACCP/SCCM Consensus Conference)の結果, 1992年にSIRS (Systemic inflammatory response syndrome :全身性炎症反応症候群)の診断基準が示され, 敗血症とその関連病態について定義された1,2). つまりSIRSとは, 全身性炎症反応(体温, 心拍数, 呼吸数, 白血球数)の4項目の中で, 2項目以上に異常がある状態であり, その中で「感染が原因となっておこるSIRS」を敗血症とした. さらに, 敗血症関連病態として臓器機能障害, 循環不全を合併する重症敗血症(severe sepsis)と, 適切な補液でも血圧低下が持続する敗血症性ショック(septic shock)が定義された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】