Japanese | |
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Title | 冠動脈攣縮および動脈硬化の分子機構におけるRho-kinaseの役割 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 下川宏明 |
Authors(kana) | |
Organization | 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 23 |
Number | 4 |
Page | 388-394 |
Year/Month | 2002/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 近年の分子生物学の進歩は, 種々の細胞機能の制御における低分子量G蛋白(Rho, Ras, Rab, Sarl/Arf, Ran familyなど)の重要性を明らかにした1). Rho familyには, Rho(isoforms A-E, G)・Rac(isoforms 1,2)・Cdc42・TC10など, 少なくとも10のメンバーが存在することが知られている1,2). RhoA・RhoB・RhoC(以下Rhoと総称する)の機能ドメインは同じアミノ酸配列を有し, 類似した細胞内標的を有している2). Rhoは血管平滑筋のCa感受性を調節することが知られており, ミオシンポスファターゼの抑制を介して作用すると考えられていた1,2). しかし, Rhoの下流の細胞内情報伝達に関しては, 長年不明であった. 1990年代の半ば, 日本の2つのグループとシンガポールのグループが, 全く独立して, Rhoの標的の一つを同定し, これをRho-kinase3)/ROKα4)/ROCK25)と命名した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |