Japanese
Title経胸壁心エコーの基礎知識
Subtitle講座
Authors西山信一郎
Authors(kana)
Organization虎の門病院循環器センター内科
Journal循環制御
Volume23
Number4
Page435-440
Year/Month2002/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 心臓病を有する患者が非心臓手術を受けるに際しては, その手術の侵襲の大きさと患者の運動耐容能, 心機能の評価が重要である. 心機能の評価には通常心エコー法が使用されるが, このほか実際術前に心エコーが必要となるのは, 心雑音, 心電図異常, 心拡大が存在する場合で, その原因を明確にし, さらに左心機能を評価するといった状況であろう. ここでは麻酔医が術前評価として役立つ臨床的かつ基礎的な経胸壁心エコーについて述べる. 心臓超音波検査の種類と検査手順 心エコー図により心臓, 大血管を非侵襲的に断層像として抽出し, さらにはリアルタイムで心臓の動きを観察できる. またドプラ法により心臓, 大血管内の任意の場所の血流を観察することにより流速, 逆流, 短絡などの診断が可能となる. 心エコー図法の種類と特徴を表-1に示す. 心エコー検査の走査手順は施設によって異なるが, 見落としを避けるためルーチン化しておくのが良い.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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