Japanese | |
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Title | 心不全に伴う心室性不整脈に対するIII群薬の有用性 |
Subtitle | 特集 第12回循環器セラピューテイックフォーラム「低心機能例の不整脈管理」 |
Authors | 新博次 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学付属多摩永山病院内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 24 |
Number | 1 |
Page | 4-6 |
Year/Month | 2003/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | Cardiac Arrhythmia Supression Trial(CAST)では, Ic群抗不整脈薬が心筋梗塞後の心室期外収縮を抑制したにもかかわらず, かえって死亡率を高める結果となった. この報告以来, 抗不整脈薬の催不整脈作用について再認識がなされ, 陰性変力作用を有するI群抗不整脈薬は, 心機能低下例では使用しにくいことが広く認識されるに至った. その後, 約10年間, 心機能低下例の心室性不整脈に如何に対応したら良いかにつき検証が行われた. 当初は, 心筋梗塞後の心室性不整脈を抑制することが予後を改善しうるかにつき, その後は心機能低下例の予後を改善するか否かにつき次々に臨床試験が行われた. 最近の本邦の医療事情をみると心筋梗塞急性期の積極的な冠動脈再建術など治療法が普及し, 心筋梗塞後の不整脈患者は減少したが, 心機能低下例における不整脈への対応はまだ解決されたとは言い難い. アミオダロンの有用性が広く認識されているが, 致死的心室性不整脈に対しては植込み型除細動器を使用せざるを得ない状況にある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |