Japanese
Title心不全に伴う心房細動の管理:レートコントロールvsリズムコントロール
Subtitle特集 第12回循環器セラピューテイックフォーラム「低心機能例の不整脈管理」
Authors杉薫
Authors(kana)
Organization東邦大学大橋病院第三内科
Journal循環制御
Volume24
Number1
Page16-21
Year/Month2003/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心房細動は期外収縮に次いで遭遇することの多い頻脈性不整脈で, 高齢になるほどその頻度は増加する. 致死的不整脈ではないが, 症状が強くて生活の質(QOL)を低下させたり, 心拍数が多ければ心不全を惹起したり, 高齢者や心不全状態では脳梗塞を生じやすい. 基礎疾患の治療により心機能が改善すると心房細動が消失したり, 基礎疾患の病態が悪化して心機能が低下すると心房細動が生じて持続することもある. 心不全に伴う心房細動の管理には薬物療法だけでなく, 非薬物療法も必要とされる. 「心房細動の分類と治療方針」心房細動の治療方針を決めるうえで, 病態に応じた心房細動の分類が参考になる. 飲酒, 睡眠不足, 過労などで生じ反復することのない一過性心房細動, 自然に停止するが再発を繰り返す発作性心房細動, 自然には停止しないが除細動可能な持続性心房細動, 自然に停止せず除細動もされない永続性心房細動に分けられる1).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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