Japanese | |
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Title | 聖路加国際病院ハートセンターのめざすもの |
Subtitle | 施設紹介 |
Authors | 小柳仁 |
Authors(kana) | |
Organization | 聖路加国際病院ハートセンター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 24 |
Number | 1 |
Page | 87-89 |
Year/Month | 2003/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 21世紀に入り, 人類は未だかって経験したことのない「超高齢化社会」の到来を迎えることになります. そのため, 今後, 加齢や長い間の生活習慣に起因する病気の増加が予測されます. とりわけ脳や心臓など全身を流れる血管は, 年齢を重ねると共に硬くもろくなってゆくため, 詰まったり破れたりする危険性が一年一年高まっていきます. 米国の内科医ウィリアム・オスラーは「人は動脈と共に老いる」という名言を残しています. 血管が老いなければ, 人間は不老不死で「寿命」という言葉も曖昧になりますが, そのようなことはありません. 老化は間違いなく誰にでもやってきます. しかし, 生活習慣病に気をつけ, 血管の老化を予防し, もし老化が起きても, 生命を脅かす一番重大な病気をその都度速やかに的確に治療して行けば, 人間は誰でも寿命まで元気で幸せに生きられる能力を持っています. このように考えてきますと, 循環器病診療の重要性がますます高まることは確実です. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |