Japanese
Title(質問)重症心不全に対する両心室ペーシング療法について説明してください
Subtitle質疑応答
Authors安達仁
Authors(kana)
Organization群馬県立心臓血管センター循環器内科
Journal循環制御
Volume24
Number1
Page90-94
Year/Month2003/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract両心室ペーシング療法(bi-ventricular pacing therapy)は1980年代初期, QRS幅の拡大した重症心不全患者に対して初めて行われた1). この治療の主目的は左心室の電気的刺激開始時相のズレ(asynchrony)を整えることにあるため, 最近ではcardiac resynchronization therapy(CRT;心再同期化療法)と呼ばれ始めている. 拡張型心筋症などを基礎疾患とする心不全は, 末期には心室内の刺激伝導性が遅延してくることがある2). そのため, 左心室中隔側と自由壁とのあいだの収縮開始時期にずれ(asynchrony)が生じ, 心拍出量が減少する. CRTは心室中隔と左室自由壁を同時に刺激することによって, 心室中隔と左室自由壁との収縮時相を合わせ(resynchronize), 心拍出量を増大せしめる. これをintraventricular synchronyに及ぼす効果と呼ぶ. また, 両心室ペーシングは左室・右室間のinterventricular synchronyに関する効果も有し, 右室の心拍出量も増加させる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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