Japanese | |
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Title | (質問)肺血栓塞栓症の治療法についてご教示下さい |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 国枝武義 |
Authors(kana) | |
Organization | 社会福祉法人隅田秋光園内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 24 |
Number | 2 |
Page | 173-176 |
Year/Month | 2003/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 急性肺塞栓症は従来から本邦では少ないとされてきたが近年増加の傾向にあり, 日常臨床でも無視できない疾患となってきた. ここでは, 急性肺塞栓症の治療に焦点を絞ってお答えする. 急性肺塞栓症は臨床的には, 広範性肺塞栓症と亜広範性肺塞栓症に分かれるが, 適切な治療ならびに予防措置がなされないと経過中に再発を起して致死性急性肺塞栓症に伸展する場合があり恐れられている. 早期診断と早期治療が特に要望される臨床救急である. 急性肺塞栓症の治療の具体的な方法について述べてみたい. 種々ある治療法を単に羅列するのではなくて, 急性肺塞栓症と診断したならば, 実際にとるべき治療法を順を追って記述する. なお, 治療法を記載するだけでは分かりにくいので, それぞれの箇所で解説を加えて見出しをつけて読み易くするように心がけた. 「まず, ヘパリンによる抗凝固療法を!」1)第一選択薬としてのヘパリン 急性肺塞栓症は, 新鮮血栓が肺動脈を閉塞する疾患であり, 主に下肢の深部静脈にできた血栓が遊離して体静脈系の血流路に乗って運ばれ肺動脈を閉塞する疾患である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |