Japanese
Title自律神経による心拍数調節のシステム解析と逆問題
Subtitle特集-第24回総会シンポジウム1『自律神経評価法の有用性と限界』
Authors川田徹*, 宮本忠吉**, 砂川賢二*
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター研究所循環動態機能部, **(財)医療機器センター
Journal循環制御
Volume24
Number3
Page220-225
Year/Month2003/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心臓は交感神経と迷走神経による二重支配を受けており, 心拍数の変化は種々の病態における自律神経活動を推定するのに利用されている. ムスカリン受容体遮断薬の投与によって心拍変動パワースペクトルの高周波成分(HF)が消失することから, HFは迷走神経活動の純粋な指標として利用されている1, 2). 果たしてそう単純だろうか. 「自律神経による心拍数制御のシステム解析」一般にシステムの動的な入出力関係は, 伝達関数を用いて定量的に記述できる. 入力として白色雑音を用いる方法は, 広い周波数帯域にわたって伝達関数を推定するのに適している3). 私たちは白色雑音法を用いて, 交感神経及び迷走神経による心拍数調節の動的な性質を解析した4, 5). 麻酔下ウサギにおいて, 迷走神経を頸部で切断した後, その遠位端を白色雑音で周波数変調したパルス列で電気刺激し, 心拍数応答を記録した. この入出力データをもとに迷走神経刺激から心拍数応答までの伝達関数Hvを計算した4). 図1Aに典型的なHvを示す. 横軸は神経刺激の変調周波数を示す. たとえば, 0.1Hzは10秒周期で神経刺激の強度が変化することを意味する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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