Japanese
Title降圧薬の現況
Subtitle総説
Authors中野大介, 松村靖夫
Authors(kana)
Organization大阪薬科大学病態分子薬理学研究室
Journal循環制御
Volume24
Number3
Page232-238
Year/Month2003/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」高血圧は本邦において最も発症頻度の高い疾患の1つである. 本病態は狭心症, 心筋梗塞などの心臓疾患や, 脳卒中などの脳血管障害の主要な危険因子となるので, 早期に適切な降圧治療を開始し, これらの高血圧合併症の予防を行うことが重要である. 高血圧合併症の起こるリスクは血圧が高いほど大きく, その他の危険因子(喫煙, 肥満, 高脂血症, 糖尿病, 高齢, 家族歴など)の有無や程度によってもリスクが異なるために, それぞれの病態に合わせた適切な薬物療法が必要となる. 高血圧治療に関しては世界保健機関/国際高血圧学会(WHO/ISH)や米国合同委員会(JNC)からのガイドラインが主に利用されてきたが, 日本人の特性に基づいたガイドラインの必要性から, 本邦における高血圧の治療指針として日本高血圧学会から「高血圧治療ガイドライン2000年版(JSH2000)」が出された1). JSH2000では, 生活習慣の修正により十分な降圧効果が得られない場合, あるいは血圧値に危険因子も含めたリスクが非常に高い場合における降圧薬治療の第1選択薬としてCa拮抗薬, アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬, アンギオテンシンII(AII)受容体拮抗薬, 利尿薬, β遮断薬, α遮断薬の6種類を掲げている. 本稿では, これらの薬物を中心に降圧薬の現況について紹介する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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