Abstract | 第33回日本心臓血管外科学会学術総会は北海道大学大学院医学研究科循環病態学講座循環器外科学分野安田慶秀教授を会長として, 平成15年5月14日から16日までの3日間の会期で札幌にて開催された. また同時に関連研究会としてDeveloping Academic Surgeon 2, 第13回臓器灌流研究会, 第2回再生心臓血管外科治療研究会, 第17回不整脈外科研究会, 第21回日本心臓移植研究会が併せて開催された. 会場となったロイトン札幌は札幌市の中心部に位置し, 隣接して北海道厚生年金会館・札幌市教育文化会館があり, 札幌での学術集会によく利用される施設である. また札幌市の東西に走る大通公園や北海道大学植物園にも近接し市中心部にありながら環境もよく, また中心部に位置するためJR札幌駅や周辺ホテルからのアクセスも便利な地点に位置している. またこの時期の札幌はライラックの花が咲き始める新緑の時期であり, 北国にも遅い春が確実にやってきたことを実感できる, 学会にはうってつけのシーズンであった. 今回の学会では"心臓血管外科学の新しい展開"というテーマの下に招待講演4題, シンポジウム6題, 一般演題663題, 教育セッションとして6題のイブニングレクチャー, 3題のモーニングセッションが行われた. |