Japanese
Titleバイオニックラットからの提言:迷走神経の電気刺激療法
Subtitle特集-第24回総会シンポジウム2『慢性心不全の最新治療』
Authors佐藤隆幸
Authors(kana)
Organization高知大学医学部循環制御学教室
Journal循環制御
Volume25
Number1
Page23-27
Year/Month2004/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心不全の病態の解明や治療薬の開発が精力的に行われ, 生命予後や生活の質の改善が図られつつある. しかしながら, 重症心不全の場合には, 現在でも, 心移植以外には劇的な効果を期待できる治療法は存在しない. 最新の病態に関する研究により, 心不全の重要な予後規定因子として, 循環調節機構の破綻が上げられている. 当初は, 心機能低下の代償機転として適応的にはたらいていた交感神経系の活性化と副交感神経系の活動低下やレニン・アンジオテンシン系の活性化がしだいに心臓リモデリングを進展・悪化させ, 一種の悪循環を形成し, 最終的には調節破綻に陥ると考えられるようになってきた1〜3). さらに, ATRAMI(Autonomic Tone and Reflexes After Myocardial Infarction)4)やCIBIS II(Cardiac Insufficiency Bisoprolol Study II)5)といった大規模臨床試験により, 心臓迷走神経活動の低下や心拍数の増加が予後不良因子であることが確認されるにいたった. 以上のようないわば観察研究から得られた知見をより直接的に検証し, 新しい治療法を開発する第一歩として, 迷走神経の電気刺激療法が心不全の病態や予後にどのような影響を与えるかを動物実験で検討した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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