Japanese
Title延髄孤束核における循環調節に及ぼすRho/Rho-kinase系の役割
Subtitle総説
Authors伊藤浩司, 廣岡良隆, 下川宏明, 竹下彰
Authors(kana)
Organization九州大学大学院医学系学部循環器内科
Journal循環制御
Volume25
Number1
Page28-36
Year/Month2004/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」低分子量GTPase RhoAは, 細胞内でGDP結合型の不活性型とGTP結合型の活性型の間を行き来し, 様々な細胞反応のスイッチとして働いている1, 2). RhoAとその標的蛋白のRho-kinaseは, アクチン細胞骨格の構成や血管平滑筋収縮などの様々な細胞機能に重要な役割をはたしていることが示されている3, 4). 最近, Rho-kinaseの選択的阻害剤であるY-27632が様々な高血圧モデルラットの血圧を著明に低下させることが報告され5), その後, 高血圧モデルの血管においてRho-kinase活性が亢進していることや6), ヒト前腕血流測定研究においてもRho-kinaseが末梢性高血圧機序に関与している可能性が報告された7). 高血圧においては, 血管抵抗の増加, それを引き起こす過剰な血管収縮反応が重要な現象の1つである. 血管平滑筋収縮は細胞内カルシウム濃度および平滑筋細胞のカルシウム感受性によって制御されているが, Rho-kinaseはカルシウム感受性を増強することによって血管収縮反応を生じ, 高血圧の病態に関与していると考えられている. 一方, このRho/Rho-kinase系は中枢神経系にも存在していることが知られている8, 9).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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