Japanese
Title【総合討論】
Subtitle特集-第13回循環器セラピューティック・フォーラム『合併症を伴った高血圧の治療』
Authors斉藤俊弘*1, 浦信行*2, 宮下光太郎*3, 濱田希臣*4, 鈴木洋通*5
Authors(kana)
Organization*1柏葉会柏戸病院, *2札幌医科大学医学部第2内科, *3国立循環器病センター内科脳血管部門, *4市立宇和島病院内科, *5埼玉医科大学腎臓内科
Journal循環制御
Volume25
Number2
Page139-140
Year/Month2004/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract斎藤 それではまとめに入る時間になりました. それぞれの演者の方々に, ごく簡単にまとめを述べていただきたいと思います. まず1つは, それぞれの合併症がある場合, どれぐらいの血圧まで下げるか. また講演で触れていただいた人もおりますが, もう一度どのような降圧薬を使うのがベターであるか, について述べていただきたいと思います. 浦 先ほど本題の方でお話しさせていただいたこととも, 私の場合はだいぶ重複すると思いますが, それと, 先ほどのご質問の答えにもなるのですけれども, primaryの獲得目標というのは日本高血圧学会で言っていたラインでまずいいと思います. それから, この方にとってはもっと下げた方がいいかどうかということを, その先生が個々の患者さんをみていきながら判断していただいて結構です. その際に何が勧められるかということになると, 一応降圧ということの確実性とか, あるいは脳血流の保護とかということになると, Ca拮抗薬はやはりいいと思います. それと, 降圧効果は, 少量であればかなり確実に出てくるものとして, やはり利尿薬というのはあると思います. それと, 報告によっては, 私もある程度感触はあるんですけれども, ACE Iとか, ARBもご高齢の方はレニンが低いと効きにくいのかなと思ったんですが, ただ, 組織のレニン・アンジオテンシン系は低くないというデータも確かにあるようでして, そうなると, ACE I, ARBがやはり有効である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】