Japanese
Title司会の言葉
Subtitle特集-第25回総会シンポジウム『男女差を考慮した麻酔・周術期管理』
Authors外須美夫
Authors(kana)
Organization北里大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume25
Number3
Page225-225
Year/Month2004/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract医療は患者を個別に扱う. 患者の違いを考慮して医療がなされる. 例えば, 小児と大人の違いはあきらかであり, 誰でもがそれを考慮に入れて医療行為をする. しかし, 女性には生理があり妊娠し出産するという男性との大きな違いがあるにも関わらず, 性の違いを考慮した医療が行われてきたかというと, 限定された分野においてのみであり, 全体としては細かい配慮がなされて来たとは言い難い. 麻酔や手術においても性差が考慮されたり検討されたりするということは稀であった. 手術中の出血に対して若い女性の方が男性に比べて耐容性や寛容性が大きいのではないかということを, 個人的な経験として味わうことはあった. そんなとき, もしかしたら月経のため出血に対してプリコンディショニングされている影響ではないかと考えたりもしたが, それも勝手な想像の域を出ない. 最近になって性差の疾患発生率や予後に及ぼす影響についてあちこちで取りあげられるようになった. 論文にも疾患や治療における性差の違いを検討したものが増えている. また, 女性外来が話題にのぼり, 実際に開設されている病院もある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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