Japanese
Title性別における冠動脈バイパス術(CABG)および腹部大動脈瘤(AAA)患者の特徴と手術成績
Subtitle特集-第25回総会シンポジウム『男女差を考慮した麻酔・周術期管理』
Authors荻野隆史*, 金子達夫**, 佐藤泰史**, 江連雅彦**, 竹内靖夫*, 大島茂***, 谷口興一***
Authors(kana)
Organization*東京女子医科大学第2病院心臓血管外科, **群馬県立心臓血管センター心臓血管外科, ***群馬県立心臓血管センター循環器内科
Journal循環制御
Volume25
Number3
Page226-229
Year/Month2004/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」近年, Gender-specific medicine(性特異性生物医学研究)という概念が定着し始めた. 性特異的な生物医学的研究の進展は, 疾患, 治療における新しい知見のみではなく, 男女ともに発生しうる状態や異常についても, その発生経過と治療に対する性差を明らかにし, 医療現場でのガイドラインが大きく塗り変えられると考えられる1). また女性ホルモンと動脈硬化の関連は多くの報告例があり2〜4), 米国におけるFramingham heart disease studyや日本における久山町研究において多くのエビデンスも証明されている5〜7). 今回, 我々は動脈硬化性疾患である虚血性心疾患および腹部大動脈瘤の患者に対し, 冠動脈バイパス術(CABG)または人工血管置換術を行った患者を対象とし, 性別による特徴と手術成績を比較検討した. 「対象と方法」群馬県立心臓血管センターでCABGを施行した866名(男性634名, 女性232名)およびAAA手術を施行した202名(男性182名, 女性20名)を対象とした. 男女各々で年齢, 術前危険因子(高血圧, 糖尿病, 高脂血症, 高尿酸血症, 喫煙, 肥満, 脳梗塞), 院内死亡率を検討した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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