| Abstract | 第34回日本心臓血管外科学会学術総会は, 「心臓血管外科の新たな発展をめざして-挑戦と調和-」をテーマとして, 佐賀大学医学部胸部外科学教室伊藤翼教授が会長を務められ, 福岡国際会議場において平成16年2月18日から20日までの期間で開催された. 併せてDeveloping Academic Surgeon 3, 第18回不整脈外科研究会, 第3回再生心臓血管外科治療研究会, 第2回Harmonic Heart Academy研究会, 第22回日本心臓移植研究会が同時開催された. 総会においては, シンポジウム3題, ビデオシンポジウム2題, 招請講演11題, 一般演題650題に加えて, 教育セッションとして7題のモーニングセミナー, 2題のイブニングセミナーが行われた. それぞれのセッションでは, 厳選された演題が発表され, 活発な討論がなされたようである. 3日間を通して拝聴した招請講演とシンポジウムについて報告する. 会長講演では「大動脈外科への挑戦-From Aortic Root to Thoracoabdominal Aorta」について, 弓部大動脈瘤手術, 胸腹部大動脈瘤手術における教室での手術術式の変遷や現在の手術法の特徴や工夫やこだわり, およびその成績, さらに今後の大動脈外科の展望について講演された. |
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