Japanese
Titleステント後再狭窄と生活習慣の改善-SMT(Super Medical Therapy):NCEP(National Cholesterol Educational Program)とAHA(American Heart Association)に基づいた食事療法と運動療法によるダイエットは日本人の虚血性心疾患における血中脂質を改善し, 再狭窄率を減少させる-
Subtitle特集 第14回循環器セラピューティック・フォーラム『冠動脈硬化の内科治療』
Authors中山理一郎, 根本正則, 乳井伸夫, 羽鳥慶, 小久保義和, 松田督, 鬼柳尚, 澤野真人, 有馬瑞浩, 山中修
Authors(kana)
Organization国際親善総合病院循環器内科
Journal循環制御
Volume26
Number2
Page108-110
Year/Month2005/6
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「背景」近年の日本の女性総コレステロール値と虚血性心疾患患者数の増加率は米国を追い越したと報告される. 米国でこの歯止めに成功する原動力となったNHLBI(National Heart, Lung, and blood Institute)のNCEP1)に基づいた食事療法とAHAの心臓病の2次予防2)に基づいた運動療法は冠血管疾患を予防するとされ3), これらによる体重(BMI:Body Mass Index<22kg/平方メートル)は女性において心血管疾患死亡が最も少ないと報告される4). これらの厳格な内科的食事運動療法(Super Medical Therapy:SMT)が日本人の虚血性心疾患の抑制にも有効と考えられるが, 日本にそれを支持するデータは未だ無い. 目的 1. NCEPに基づいた食事療法が日本人の虚血性心疾患患者の脂質データおよび虚血性心疾患の誘因の一つと言われるレムナントコレステロール4)を改善するか検討する. 2. SMT(NCEPの食事療法およびAHAに準じた運動療法とNEJMのBMI<22への減量を指導)がベアステント再狭窄を改善する可能性があるか否かを検討する. 方法 1. NCEPに準じた食事療法(動物性コレステロール200mg/日以下にnonfat-milk等)制限1ヵ月前後で食後日本人の脂質データを改善するか検討する. 虚血性心疾患(冠れん縮型7例, 労作型6例)患者13例(平均58±18歳)で総コレステロール(TC), 中性脂肪(TG), HDLコレステロール(HDLC), LDLコレステロール(LDLC), レムナントコレステロール(RLPC)の変化を検討する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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