Japanese
Title第14回日本心血管インターベンション学会学術集会
Subtitle関連学会印象記
Authors河口廉
Authors(kana)
Organization群馬県立心臓血管センター循環器内科
Journal循環制御
Volume26
Number3
Page259-260
Year/Month2005/9
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract第14回日本心血管インターベンション学会学術集会は帝京大学医学部附属病院循環器科の一色高明教授を会長として平成17年6月16日から平成17年6月18日の3日間, 東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルにて開催された. 本学術集会での話題の中心はやはり, 昨年8月より日本でも使用可能となった薬剤溶出性ステントであった. 一般演題では各施設における薬剤溶出性ステントの使用状況, 初期成績および遠隔期成績の一部が多く提示されており, 従来のベアーメタルステントに比較し明らかなPCIの成績の向上と適応の拡大が実感された. さらに, これまで我々が数字でしか見ることの出来なかった海外の大規模スタディーと同様の結果が, 日本の臨床の場でも証明される結果となっていた. しかしながら, 日本ではステント留置に際しての標準併用薬であるクロピドグレルが未承認であり, より副作用の頻度の高いチクロピジンを用いなければならないこと, また, ステント自体の使用に対する適応の承認が, 現在の臨床と大きくかけ離れているための適応外使用が高率であることなど, 日本特有の問題が残されており今後早期に解決すべき課題と思われた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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