Japanese
Title突然死は何故起こる?‐院外性心肺停止患者の解析から
Subtitle第26回総会シンポジウム『突然死を防ぐ‐エコノミー症候群と肺塞栓症‐』
Authors宮原嘉之
Authors(kana)
Organization長崎大学医学部・歯学部附属病院第二内科
Journal循環制御
Volume26
Number4
Page292-295
Year/Month2005/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract近年心臓突然死が大きな社会問題となり, 如何にしてそれを減らしていくかという事が保健行政の大きなテーマとなっている. それを解決する手段として長期的には予防医学を充実させ虚血性心疾患, 脳血管障害などの動脈硬化性疾患の一次予防による疾患総数の減少を図ることが一番重要ではあるがかなりの時間と金さらに教育, 啓蒙のための相当な労力を要すると思われる. 今回のテーマである「突然死は何故起こる?」に関しての明快な解答はないのが現実である. そこでどういう疾患で亡くなっているのかを明確にすることでこの命題に対する解答に一歩でも近づきたいと思う. 対象 1997年1月1日〜2002年12月31日の6年間に当科関連の北九州市立八幡病院救急救命センターに搬送された院外性心肺停止患者739例1). なお北九州市(人口100万人)全体で年間約600名の心肺停止(cardiopulmonary arrest:CPA)患者が発生し, その20〜25%が搬送されて来ている. 当該病院の概要を表1に示すが, 検討期間中は経皮的心肺補助装置PCPS(percutaneus cardiopulmonary support)は未使用であった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】