Abstract | 日本小児麻酔学会第11回大会は, 静岡県立こども病院第2診療部長麻酔科医長, 堀本洋会長のもと, 9月9日(金), 10日(土)の2日間にわたり, 静岡コンベンションアーツセンター(グランシップ)で開催された. 静岡グランシップは, 静岡市内から少し外れた東静岡駅の近くにあり, 最近建てられたのか, 非常に新しくてきれいな会場であった. 9月といえば台風シーズンであるが, ちょうど台風が過ぎ去った直後であり, 天気にも恵まれた. ただし, われわれは前日(8日)に徳島から出かけたため, JRのダイヤにまだ影響が残っており, 一緒に静岡に行くはずの一人は, 新神戸駅行きのバスが発車する数分前に徳島駅に到着し, 心配した. 講演(口演)会場は4会場あり, さらにポスター展示, 医療機器展示会場として広い会場が1会場準備されていた. 一般演題72題, 出席者はおよそ250名ということであった. 第1会場では, 岩井誠三記念講演(小児における安全な脊髄くも膜下麻酔), 特別講演(心臓手術におけるSIRS‐メディエーター療法), シンポジウム(小児におけるα2アゴニスト), パネルシンポジウム(新生児期緊急疾患), ミニレクチャー(小児における麻薬の投与経路), 教育講演(体温管理, 小児集中治療, 先天性心疾患の外科治療, こわくない痛くない手術, 検査, 緩和医療), さらにランチョンセミナー(小児におけるデクスメデトミジン, 小児麻酔におけるTIVA), と非常に内容の豊富なプログラムであった. |