Japanese | |
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Title | よくわかる輸血学‐必ず知っておきたい輸血の基礎知識と検査・治療のポイント |
Subtitle | 新著紹介 |
Authors | 大久保光夫, 前田平生 |
Authors(kana) | |
Organization | (株)羊土社 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 26 |
Number | 4 |
Page | 354-355 |
Year/Month | 2005/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 術中, 術後の循環を制御する時最も簡単な目安となるのは血圧である. そのためにこそ麻酔科医は麻酔チャートの血圧変動を少なくするように腐心するのである. 血圧を制御するには心拍出量, 末梢血管抵抗が関与しており, 前者は心収縮力と循環血液量が重要である. 通常の麻酔管理で血圧上昇に対しては, 早急な対処として血管拡張薬や深麻酔が中心となるがいずれにしても血圧低下よりは深刻さがない. 一方, 血圧低下の場合直ちに対処しなければならないことは言うまでもないが, この原因の多くはあらかじめ心予備力低下症例や心臓手術でもなければ出血による循環血液量減少が大きな原因となる. これは血管収縮薬や浅麻酔では対処できないのである, この原因による血圧低下が更なる心機能の悪化, 不整脈の原因にもなり得る. 血圧変動がなければ心機能が突然悪化することは少ないと思われる. 術中ショックの原因の最多は大量出血であることからも循環血液量を維持することの重要性がわかる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |