Japanese
Title僧帽弁の解剖とTEEの基本断面
Subtitle第26回総会ワークショップ「まずは僧帽弁に強くなろう」
Authors高山千史
Authors(kana)
Organization田上病院麻酔科
Journal循環制御
Volume27
Number1
Page4-9
Year/Month2006/3
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract本稿は, 第26回循環制御医学会総会Basic TEEセミナー講演を主な原稿としている. その元は, 日本心臓血管麻酔学会学術委員会経食道心エコー部門の先生方の数年にわたるTEEセミナーにおいて蓄積されてきたテキストに基づいている. 特に岐阜大学の赤松繁先生(現松浪総合病院)の多大な努力による力作がその中心となっている事を述べておく. はじめに 心エコー図法は, 簡便かつ非侵襲的な検査法であり, 臨床的に心疾患の診断法, 心機能の評価法として広く用いられている. 麻酔, 集中治療領域でも心疾患の診断, 治療方針, 手術術式の決定や変更に重要な情報を提供する. 術中心エコー図法としては経食道心エコー図(Transesophageal echocardiography:TEE)が一般に用いられるようになり普及してきている. 心エコー図法の基本は経胸壁心エコー図法であり, TEEは心臓を背側の食道から観察する異なるアプローチである. このためTEEの画像は経胸壁心エコー図法の画像を逆転した像となる場合がしばしばある. TEEを施行する上の基礎知識として, 心臓の背側に位置する食道から心臓, 大血管を観察した場合にどのような基本断面がえられるか解剖学的に熟知することが必要である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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