Japanese
Title睡眠時無呼吸-低呼吸症候群とメタボリックシンドローム
Subtitle第15回循環器セラピューティック・フォーラム『睡眠呼吸障害治療による心血管疾患の改善』
Authors陳 和夫
Authors(kana)
Organization京都大学医学部附属病院理学療法部
Journal循環制御
Volume27
Number2
Page110-114
Year/Month2006/6
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに メタボリックシンドロームはインスリン抵抗性, 動脈硬化惹起性リポ蛋白異常, 血圧高値を個人に合併する心血管病易発症状態であるとされ, 多数の分野から注目されている1). National Cholesterol Education Program(NCEP)のAdult Treatment Panel III(ATP III)による基準2), World Health Organization(WHO)3)などの海外の基準が報告されていたが, 本邦でも2005年4月に8学会よりなるメタボリックシンドローム診断基準検討委員会よりメタボリックシンドロームの定義と診断基準が示された(表1)1). メタボリックシンドロームの第一の臨床的帰結は心血管病であり, 診断は心血管病予防のために行うと報告されている1). 睡眠呼吸障害中, 閉塞型睡眠時無呼吸-低呼吸症候群(obstructive sleep apnea-hypopnea syndrome:OSAHS)は最も頻度の多い病態であるが, OSAHSの診断, 治療もOSAHSによる日中の過度の眠気などの臨床症状の改善とOSAHSによる脳心血管障害発症4)予防のために行う.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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