Japanese | |
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Title | 人工心臓における循環制御 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 渥美和彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京大学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 27 |
Number | 3 |
Page | 209-215 |
Year/Month | 2006/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」18世紀に, Le Galloisは, “心臓の代わりに, 動脈血液の注入により代行できれば, 身体の如何なる部分でも無限に生かすことができる”と述べている. これが体外循環の思想の始まりである. 20世紀に入って, 人工心肺の研究開発により, 体外循環は, 心臓外科手術には欠かせない重要な道具となり, 自然心臓以外の循環に寄与するとともに, 大きく貢献することとなった. その体外循環の典型が人工心臓である. 人工心臓の原型は, 1920年代に, カレル(ノーベル賞受賞)と, リンドバーグ(大西洋横断飛行に成功)により試作されたが, これはガラスとプラスティック管でつくられており, 現在, ワシントンの国立科学博物館に展示されている. さて, 心不全に対する機械的補助, あるいは代行を図1に示す. 薬剤が無効な際, 先ず, 大動脈内バルーンポンピング, あるいはPTCAが利用される. 次いで, 補助心臓, 最終的には, 完全人工心臓が利用される. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |