Japanese | |
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Title | 第86回米国胸部外科学会(AATS) |
Subtitle | 関連学会印象記 |
Authors | 小柳仁 |
Authors(kana) | |
Organization | 聖路加国際病院ハートセンター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 27 |
Number | 4 |
Page | 374-375 |
Year/Month | 2006/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「AATSのメンバーになるまで」私は国立循環器病センターの創設の仕事に没頭していた. 突然3年前に離れることになった自身のルーツである東京女子医大心研から使者が来訪し, 帰任を要請された. 国循赴任時にすでに東京の持ち家を売却していたので, 再び住居を決め, 家族を移動させ, 小1と中1の息子を転校させるなどで2ヶ月を要し, 女子医大に戻った. 1980年5月である. 医局の中堅がほとんど辞めていたので, 第一助手と第二助手が医局2年目と新人というような状態の中で, 外科の責任者を日夜務めた. 伝統ある外科学教室の教授となったが, 国内外の学会からの招請のほとんどに不義理をした. 止むを得ない学会発表も終わればとんぼ返りで, 帰る先は手術室かICUであった. 極端な例では, ロサンゼルス滞在6時間, シドニー滞在6時間で, 日本に帰ってきた. その帰国する私に, 阪大の川島教授が, 「このあとAATSがあるのに勿体ないね. 」と言って下さった. 先輩の何気ない一言でも含む意味があるときは別である. 5月の日本の連休に重なるAATSは, 学会の真髄である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |