Japanese | |
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Title | 心不全の制御:急性心不全と慢性心不全の治療戦略 |
Subtitle | 第27回総会シンポジウム『機械的循環制御』 |
Authors | 杉町勝*, 上村和紀*, 神谷厚範*, 清水秀二*,**, 宍戸稔聡* |
Authors(kana) | |
Organization | *国立循環器病センター研究所・先進医工学センター・循環動態機能部, **医療機器センター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 28 |
Number | 1 |
Page | 23-27 |
Year/Month | 2007/3 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」循環器系の最適な制御は, 生体内の恒常性維持に極めて重要である. そのために生体自身にも数多くの制御調節系が存在して恒常性維持に関与している. しかしながら循環器系の疾患では, 生体による制御が破綻し, あるいは異常化して最適な制御を行うことができない. 異常な制御が持続することは逆に循環器系に過度の負荷をかけ, 悪循環を形成して最終的には生存期間の減少をもたらしている. そのため, 人工的な手段により異常な制御を正常化する(再制御する)ことは循環器系疾患の重要な治療手段のひとつである. 本稿では, 近年我々が開発した, 急性および慢性心不全の各々に対する再制御による治療戦略について概説する. 急性心不全と慢性心不全では制御の目標が全く異なるために別項にて治療戦略を述べる. 急性心不全においては短期的な循環動態の正常化を主目標にするのに対し, 慢性心不全では過度の交感神経刺激を抑制して心臓を保護することを主目標とする. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |