Japanese
Title閉塞型睡眠時無呼吸とメタボリックシンドローム
Subtitle第27回総会シンポジウム『睡眠と循環制御』
Authors陳和夫*
Authors(kana)
Organization*京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学
Journal循環制御
Volume28
Number1
Page30-35
Year/Month2007/3
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」2005年4月に8学会よりなるメタボリックシンドローム診断基準検討委員会よリメタボリックシンドロームの定義と診断基準が示された(表1)1). メタボリックシンドロームの第一の臨床的帰結は心血管病であり, 診断は心血管病予防のために行うと報告されている1). 睡眠呼吸障害中, 閉塞型睡眠時無呼吸症候群(obstrucive sleep apnea syndrome:OSAS)は最も頻度の多い病態であるが, OSASの診断, 治療もOSASによる日中の過度の眠気などの臨床症状の改善と閉塞型無呼吸(obstructive deep apnea:OSA)による脳心血管障害発症2)の予防のために行う. 2005年に重症OSAは心血管障害3), 脳卒中4), 夜間突然死5)が有意に多いことが明らかにされた. メタボリックシンドロームの病態としてはI)内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積, II)インスリン抵抗性, 耐糖能異常, III)動脈硬化惹起性リポ蛋白異常, IV)血圧高値, V)その他の病態があげられているが1), 本稿ではOSAとメタボリックシンドロームの診断基準の諸項目との関連について述べる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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