Japanese | |
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Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第28回総会シンポジウム『周術期冠動脈スパズム』 |
Authors | 大下修造 |
Authors(kana) | |
Organization | 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部侵襲病態制御医学分野 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 28 |
Number | 3 |
Page | 169-169 |
Year/Month | 2007/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 今から約20年前頃は, 手術中に重篤な冠動脈スパズムを発症し, 時に致命的になることすらあった. そして, 多くの麻酔科医が, 周術期に生じる冠動脈スパズムに興味を示し, その機序と予防, 治療について研究してきた. その発端となったのが, 当時小倉記念病院麻酔科に在籍していた海江田令次氏が発表した総説「麻酔と冠動脈スパズム」(臨床麻酔 9:1060〜1068, 1985)ではないかと思う. 多くの症例を集め, 周術期における冠動脈スパズムの機序を報告されているが, 大きく分けると以下のようになる. (1)交感神経緊張, (2)副交感神経緊張, (3)アルカローシス, (4)カルシウム製剤 当時報告されたこの機序は, 現在も変わっていない. シンポジウムの討論の中で, 山口大学, 小林誠先生から, そのように致命的になるような血管攣縮にはスフィンゴシルホスホリルコリンのような強烈な血管攣縮を誘発する物質が放出されているのではないか, との質問をいただいたが, 残念ながら今までの所そのような物質をわれわれは同定していない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |