| Japanese | |
|---|---|
| Title | ここまできたコンピュータシミュレーション, マルチスケール心臓シミュレータ | 
| Subtitle | 講座 | 
| Authors | 杉浦清了, 岡田純一, 鷲尾巧, 渡邊浩志, 久田俊明 | 
| Authors(kana) | |
| Organization | 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻 | 
| Journal | 循環制御 | 
| Volume | 28 | 
| Number | 3 | 
| Page | 216-223 | 
| Year/Month | 2007/9 | 
| Article | 報告 | 
| Publisher | 日本循環制御医学会 | 
| Abstract | 「はじめに」心臓の機能を把握することは多重のフィードバック機構を内在したダイナミックな現象を理解することであり, このために循環器領域ではシミュレーションの応用が早くからなされてきた. Guytonによる全循環系を対象とした大規模なシミュレーション1)はあまりにも有名であるが, その後もSuga & Sagawa2)それに続くSunagawaら3)によって提唱された時変エラスタンス, 動脈エラスタンスといった概念は心臓と体循環系の相互作用, 心臓エナジェティクスなどベッドサイドで得られる所見に直結した事象を見事に説明している4). その後の循環器領域における分子細胞生物学研究の隆盛はともするとこうしたアプローチを軽視する風潮を生んできたが, その有用性は決して否定されるものではない. むしろ近年, ポストゲノム研究の一環として生体の機能情報のデータベース化を目指すフィジオームという研究領域が注目されており, この有力な方法論として生体シミュレーションを推進する動きが活発になっている5). | 
| Practice | 基礎医学・関連科学 | 
| Keywords | |