Japanese | |
---|---|
Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第28回総会シンポジウム『周術期循環管理の問題点とその対策:病態生理の統合的理解に基づくバイオニック医学』 |
Authors | 砂川賢二* |
Authors(kana) | |
Organization | *九州大学大学院医学研究院循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 28 |
Number | 4 |
Page | 271-272 |
Year/Month | 2007/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 周術期の循環管理が安全に手術を行う上で極めて重要であることは, 言を待たない. とりわけ, 手術の直接間接の影響や, 出血あるいは麻酔薬の影響で循環系は大きな外乱にさらされる. このような問題を解決し安全に医療を行うためには, 当然多くの基礎研究が必要になる. 近年の基礎医学の進歩に基づき, 循環器系の理解は飛躍的に深まってきた. とりわけ, 分子生物学の進歩に裏付けられた治療薬剤は飛躍的に進歩してきた. しかしながら, 循環そのものは巨視的な現象であり, 巨視的なレベルでの管理が確実になされないと, 微視的なレベルでの最適化は困難である. 微視的な理解が進んだ今こそ, 巨視的な理解が不可欠である. 今回のシンポジウムでは, このような考えをふまえ, 統合的な循環の病態生理の理解に基づいた新たな周術期管理について議論をしたい. 循環を管理するにあたり, 血圧の管理は重要臓器の機能を維持する上で決定的に重要である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |