Abstract | 2007年9月9日〜14日までの6日間, Pierre Marquet会頭のもとフランスのニースで10th International Congress of Therapeutic Drug Monitoring and Clinical Toxicologyが開催された. 演題は口頭およびポスター発表合わせて約300題, うち日本からは16題のエントリーがあった. また, 16のワークショップが開催された. 今回我々は, 臨床薬剤学研究室の学生3名, 秘書および大阪大谷大学薬学部の廣谷芳彦教授らとともに本学会に参加した(図1). 本学会は1988年に田中一彦先生らにより創設され, 臨床における薬物血中濃度モニタリングの草分け的存在になる学会であり, 学会誌はTherapeutic Drug Monitoring(TDM)である. 学会の正式名称は, 「International Association of Therapeutic Drug Monitoring and Clinical Toxicology」であり, この名称は本学会のモチベーションの高さを示している. |