Japanese
Title心肺蘇生ガイドライン(ILCOR2010年までの道のり)
Subtitle特集
Authors岡田和夫
Authors(kana)
Organization日本蘇生協議会
Journal循環制御
Volume29
Number1
Page4-11
Year/Month2008/5
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心肺蘇生法(Cardiopulmonary Resuscitation)の普及が急速に広がってきた. 世界の流れも急速で, 蘇生の科学の進歩も日進月歩であり, これらのevidenceを集約, 分析して最新のコンセンサスを作成することが2000年から始まった. 2000年に次いで2005年コンセンサスが出版され, 5年後の2010年版の改訂, 作成が決定された. この心肺蘇生はILCOR(International Liaison Committee on Resuscitation:国際蘇生連絡委員会)が創設され, これが中心になり蘇生科学は発展してきたが, この歴史の流れを解説して, ILCORが2010CoSTR(Consensus on CPR and ECC Science with Treatment Recommendations)作成の中心的役割を担った道のりを説明する. 「1950年代までの心肺蘇生」1950年代における蘇生は人工呼吸だけで, 1960年代になって胸骨圧迫心臓マッサージ法が導入され「心肺蘇生法」という名前が登場してきた. 1950年代の蘇生とは人工呼吸であるため, 麻酔科がリードして多くの単行本, Manualが出版された. Peter Safar(写真1)が人工呼吸法はMouth to mouth法が胸壁圧迫法より優れていて, 同時に気道確保が必須であることを確めた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】