Japanese
TitleCoSTR2010に向けて
Subtitle特集
Authors岡田和夫
Authors(kana)
Organization日本蘇生協議会
Journal循環制御
Volume29
Number1
Page12-27
Year/Month2008/5
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「ILCOR 2009の日本開催がきまる」CoSTR(Consensus on CPR and ECC Science with Treatment Recommendations)2010は2005版から新たに改訂されることになったのは既に説明した. 2007年から春, 秋の年2回の開催となり, 2007春は南アフリカ, 秋はOrlandoで開催された. この秋の11月1日, 2日のILCOR会議で2010CoSTR作成のためのRoad Map/Timelineが決まった(図1). JRCはアジアをまとめてRCA(Resuscitation Council of Asia)を立ち上げ, 7番目のILCOR加入となったのが2006年であった. ILCOR開催のRoad Mapで2009年春の開催地が未定であって, これがどこに決まるかがJRCにとり最大の関心事であった. ブラジルが2003年にRecife(ブラジルのリゾート地)で開催した. サンパウロから2000キロの距離での開催であったが, ブラジルの厚生大臣が開会式に出席して祝辞を述べるという熱意を国を挙げて示した. それが契機になり中南米の蘇生学が進展したのを見ていたので, 2010の前の年の2009年に日本でILCOR会議を開催できると, (1)日本でほとんど知られていないILCORの存在と活動を周知できるだけでなく, (2)日本国内の各学会からのevidenceを発信する動機づけになり, (3)アジア諸国での蘇生学と蘇生trainingの飛躍的発展が期待でき, (4)CoSTR2010からILCORの正式メンバーとしてAHA, ERCと同時にILCORの情報が手に入り, 独自に日本版またはアジア版ガイドラインが作成できるなどのmeritが期待できる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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