Japanese
Title第21回日本冠疾患学会学術集会
Subtitle関連学会印象記
Authors神田圭一, 夜久均
Authors(kana)
Organization京都府立医科大学大学院医学研究科心臓血管・呼吸器外科学
Journal循環制御
Volume29
Number1
Page79-81
Year/Month2008/5
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract去る12月14日, 15日の2日間, 京都府立医科大学大学院医学研究科心臓血管・呼吸器外科学の夜久均外科系会長, 京都大学大学院医学研究科循環器内科学の木村剛内科系会長のもと, 国立京都国際会館で第21回日本冠疾患学会が開催された(写真1). 冠疾患治療の中心的存在である冠血行再建法としては, カテーテル治療(PCI)ではステント留置がルーチンになり, さらに2005年からはDrug Eluting Stentが保険償還の対象になると同時に非常な勢いで普及した. また冠動脈バイパス術では, 動脈グラフトの有用性が確認され, 両側内胸動脈が普通に使われるようになり, また手術の低侵襲化が時代のキーワードとなり, 心拍動下冠動脈バイパス術が特に日本では6割の冠動脈バイパスに適用されるまでになってきた. 一方, 冠疾患の予後を左右する病態として虚血性心筋症, 虚血性僧帽弁閉鎖不全に対して注目が集まり, 虚血性心筋症に対しては非移植治療としての左室形成術が盛んに行われるようになり, また血管再生治療はこの病態にすでに臨床応用され, さらに心筋再生治療も研究が進んでいる. 虚血性僧帽弁閉鎖不全に対してはそのメカニズムが詳細に解明されてきており, それに伴ってそれに呼応する形で外科手術も工夫されるようになってきた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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