Japanese
Titleエリスロポイエチンと鉄剤静注はうっ血性心不全をもつ貧血患者の睡眠関連呼吸障害を減ずるとともに昼間の眠気を改善する
Subtitle文献紹介 II
Authors公文啓二, Zilberman M, Silverberg DS, Bits I
Authors(kana)
Organization姫路聖マリア病院
Journal循環制御
Volume29
Number1
Page87-87
Year/Month2008/5
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract背景:中枢性睡眠時無呼吸[CSA](CheyneStokes呼吸の有無に拘らず)あるいは閉塞性無呼吸[OSA]はうっ血性心不全[CHF]によくみられる. 貧血の是正がCHFをよく改善する. 貧血の是正はCHFにおける睡眠関連呼吸障害[sleep-related breathing disorders:SRBDs]もまた改善するかもしれないと仮定した. 方法:CHFと貧血(Hb濃度<12g/dL)をもつ38例の患者にヘモグロビン濃度13g/dLを目標としてエリスロポイエチン投与と静脈内鉄剤投与を行った. 治療前と治療3ヵ月後に自宅での睡眠記録を行った. 結果:37例がSRBD(Apnea Hypopnea Index[AHI]≧10)であった. ヘモグロビン濃度は10.4±0.8から12.3±1.2g/dLまで上昇した(p<0.001). 全体のAHIは35.9±12.2から24.9±12.2へ低下した(p<0.001). CSA, OSAおよびCheyne-Stokes呼吸のAHIはそれぞれ26.5±14.6から18.6±7.7へ, 9.4±10.9から6.9±9.8へそして13.1±16.4から9.0±12.2へ低下した(すべてp<0.05). 睡眠中の最低酸素飽和度(SaO2)は62%±12%から71%±11%へ上昇;Epworth Sleepiness Scale(ESS)scoreは9.4±6.2から6.0±5.0へと改善そしてNew York Heart Association(NYHA)classは2.9±0.4から1.7±0.7へと改善していた(すべてp<0.001). ヘモグロビン濃度の改善は, OSA+CSA, CSA, 最低SaO2, ESS score, NYHA classの改善と相関していた(すべてp<0.001). 結論:CHFにおける貧血の改善はSRBDの減少と昼間の眠気を改善する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords