Japanese
Title循環制御ペプチド研究の歩み
Subtitle総説
Authors岸本一郎, 徳留健, 寒川賢治
Authors(kana)
Organization国立循環器病センター研究所生化学部・高血圧研究室
Journal循環制御
Volume29
Number2
Page137-143
Year/Month2008/9
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「要旨」日本人により発見された生理活性ペプチドとしては, ナトリウム利尿ペプチド, エンドセリン, アドレノメデュリンに続き, 過去10年間にはオーファンGPCR受容体のリガンド探索の中から, オレキシン, グレリン, アベリンなど新規ペプチドが見つかってきている. 本稿では, 寒川研究室で発見されたナトリウム利尿ペプチド, アドレノメデュリン, グレリンを介する情報伝達系の生理的・病態生理的・治療的意義に関して循環器系における影響を我々の最近の検討を中心に概説する. 「はじめに」1950年代に哺乳類の心房に内分泌組織に見られるような特殊顆粒が存在することが報告され, ホルモンを分泌する可能性が考えられていたが長らくその意義は不明であった. 1980年代になってラット心房粗抽出物が強力なナトリウム利尿作用を有することがカナダのde Boldらにより見つけられ, この発見を契機として心房顆粒のなかに含まれるナトリウム利尿因子の単離同定が世界中の研究者によって行われた. 1984年に当時宮崎医科大学の松尾・寒川らは世界に先駆けてこの因子の構造決定に成功し心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)と名付けた1). 以来急速に研究の進展が見られ, 基礎から臨床までナトリウム利尿ペプチド研究は大きく発展している.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】