Japanese
TitleIJN
Subtitle留学速報
Authors後藤智行
Authors(kana)
Organization公立南丹病院心臓血管外科
Journal循環制御
Volume29
Number2
Page173-176
Year/Month2008/9
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract私は2007年4月から2008年5月まで約1年間, マレーシアのIJN(国立心臓センター)に留学していました. 簡単ながら報告させていただきます. 「はじめに」マレーシアは, マレー系・中国系・インド系, そして多数の部族に分けられる先住民族で構成される多民族国家です. 宗教はイスラム教, ヒンズー教, 仏教で, 公用語はマレー語, 英語です. マレー人の生活は食べることが基本で, 一日中, いつ見ても食べているといった感じです. 日本人であれば, 3食が基本ですが, マレー人の場合, 5食6食当たり前です. またマレーフードが高カロリーの為, 狭心症, 心筋梗塞になる人が多く, 患者年齢も50歳代, 60歳代と比較的若い人が中心です. 70歳以上では保存的治療が中心でした. マレ一人の平均寿命が74歳であることを考えると納得できるところです. また裕福になってきたとはいえ, 日本より貧富の差は大きく, 保険制度もpublicとprivateがあり, 金持ちは良い医療を受けられるが, 貧しい人は手術も受けられない状態です. Publicの保険を使う人達は, 手術を待っている間に亡くなってしまう人も多いようです.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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